ついに手術② 術後ハイケアユニット室にて4人部屋

2022年02月18日

ついに手術③ハイケアユニット室から一般病棟へ

例えるなら、子供の頃に、
寝る前に怖い話を見聞きしてしまい、一人で暗闇で寝かされるのがこわくて

隣の部屋では大人たちが、何か話し合ったりテレビを見たりしている

そんな気配が、わたしにはとても安心で、怖い話を思い出しても大丈夫だ、と、そのざわめきに救われて眠りにおちることが出来た。

ざわめきが心地よかった。

そんな記憶を思い起こさせた、
それがHCU 室でした。

麻酔覚醒直後ですから、朦朧としていたのかも知れませんね。

午前6時ちょうど。

電気がついて、心電図の管が外され、看護師さんが尿管の管を抜いてくれた。

やっと、自由の身。

もうコップでお茶を飲んでもいいよ、と言われるも、コップは持参していないので
吸い飲みでお茶をがぶ飲みしてこぼしてしまう。

血圧も90まで上昇。

8時になったら、ここに朝食が運ばれるとのこと。

改めてまじまじと部屋を見渡す。

小さいけど洗面台がある。

血圧計とか酸素飽和度を計る機械などは、どうやら直接繋がっているベッドの上のパソコンに数値が表示されるみたいだった。

建物が古いので、部屋自体は古いけど、なかなかハイテク部屋だね、と思った。

寝たきりで見る世界と、起きて座ってから見える世界は違うなぁ

主治医先生がやってきて、圧迫胸帯を外しましょう!と言う。

バリバリ。

痛~い。

圧迫を外した途端、痛みが出た。

でももう大丈夫だから。

と笑って出ていく主治医先生。

先生って、もしや、ゴッドハンド?

ちょっとそんな風に思った。

吐き気もなく、痛みも我慢できる程度。

念のため朝食の後に痛み止めは出してもらったけれど、なんと苦痛を伴わない手術だったことか。

そうは言っても、HCU室で目覚めた直後は、腰が痛くて泣きたい気分になったし、

こんなこと、一生のうちに、わたしは2回目だけど、息子たちには絶対に経験してほしくないと思う。

夫は、脛椎の手術をしたことがあるので、夫にも、もう二度と手術なんて経験させたくない。

病気になんて、なってほしくない。

と強く思っていました。

そして8時になると、朝食が運ばれました。

パンとサラダと、フルーツ。

なんと完食してしまいました。

そうです。

もうわたしには抗がん剤の副作用もないのです。(食べることにおいては)

11月の入院時は、まだまだ副作用真っ最中で、味覚障害もあったのです。

なかなか美味しいと思って食事が出来なかった。

今回は…

傷だけなので、前回よりずっと楽。

油断してはいけないけど、スッキリした気分。


そして、HCUの看護師さんに付き添われ、歩いて一般病棟に帰ってきました。









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