せっかく治ってくれたんだから見つかった預金通帳

2022年04月27日

放射線治療カウントダウンと失くした預金通帳

4月27日 水曜日
放射線治療22回目が終了しました。

上半身に書かれた黒い線(大きめの碁盤の目みたいな)はほぼ消えることなく、最終日まで書き足さずにいけそうです。

わたしは、もしかしたら皮膚が強いのかも?
少し赤みが出てヒリヒリする程度で済んでいます。

倦怠感と眠気には襲われていますが、寝たら治る程度。

再発予防として治療を受けられることを、本当にありがたいな、と感じながら照射時間を過ごしました。

ですが、今週月曜日(25日)は、心ここにあらず。
こんな穏やかな気分ではありませんでした。
照射中も、頭の中がぐるぐる混乱していました。

実はわたし、先週末に、預金通帳を紛失してしまったのです。

正確には、無いことに気づいたのが日曜日の夜でした。

日曜日の夜に、振替依頼票を作成する用があり、通帳を見て書こうとするも、それがいつもの場所に無かったのです。

『えっ?』
『無い。おとーさん名義の通帳2冊とも無い!』

カバンの中にも引出しの中にもベッドの下にも、棚の隙間にも。

ありとあらゆる可能性を考えて探してみるも、全く何処にもありませんでした。

『どうしよう!!
無い!無い!無いよ!』

血の気がさーっと引く思い。

数時間経つと、最初は呆れて見ていた夫(「しまう場所を決めていないからだよ…」とか言ってました。)も、悲愴感を漂わせるわたしを慰め始めました。

『気づかなくてごめんね。
○美ちゃんは、まだ治療中だもんね。元気になったと思ってても、まだぼんやりすること、あるんだもんね。』

『もう気にしなくていいよ。
通帳だけなんだからお金を引き出せるわけじゃないし。
大丈夫!くよくよするの、やめよう!』

ううっ。

情けない。

通帳を失くすなんて生まれて初めてだよ。

落とし物も忘れ物も、うっかり者故に何度もあります。

でも、夫名義の通帳だなんて。

その上、いつどこで落としたのかが全く分からないなんて。

お金は引き出せないけど、個人情報満載だし、それより…

これって病気のせい?

ケモブレイン?

放射線宿酔?

確かに治療の帰り道はいつも、ぼんやりしています。

あー、何だかとても情けない気持ちでした。

認知症の初期には、こんな風な気持ちになるのかな、辛いだろうなと思ったりしました。

わたし、しっかりしないと。

これを教訓にして、これからの対策を考えよう。

日曜日の夜は、記憶を辿っていたら殆ど眠れず、月曜日は早朝から目が覚めてしまいました。


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kotorist_ at 17:14│Comments(0)放射線治療 | 手術後

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