乳がん
2022年03月18日
覚悟の春
手術から約1ヶ月が経過しました。
肩は痛くないけど、手術した側の左腕が痛みが増してきたこの頃です。
手術前には、点滴や注射は全て左側だった(術後は使えなくなるので使える内に使っておくと言われていました。この表現も、なんだか怖いなぁと感じていました。)ので、化学療法の終了前には、血管痛が出てきていました。
ぎゅっと絞られているような、つねられているような痛みです。
地味だけど、こんな症状は、病気にならずに生活していたら経験しないことですから…。
病気になってからは、こんなことばっかりですね。
初体験の目白押しです。
わたしは入院と麻酔と手術は出産以外では2回目でした。(前回は甲状腺部分切除)
前回は良性腫瘍だったので、『切ったら終わり』。
でも悪性腫瘍はそうはいかなくて、いろいろな覚悟が必要です。
初体験と言えば、わたしのこの治療中に、夫が早期退職をして個人事業主になったので、わたしは初めて『自営業の妻』になりました。
こちらもなかなか覚悟が必要なこと。
覚悟の春です。
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肩は痛くないけど、手術した側の左腕が痛みが増してきたこの頃です。
手術前には、点滴や注射は全て左側だった(術後は使えなくなるので使える内に使っておくと言われていました。この表現も、なんだか怖いなぁと感じていました。)ので、化学療法の終了前には、血管痛が出てきていました。
ぎゅっと絞られているような、つねられているような痛みです。
地味だけど、こんな症状は、病気にならずに生活していたら経験しないことですから…。
病気になってからは、こんなことばっかりですね。
初体験の目白押しです。
わたしは入院と麻酔と手術は出産以外では2回目でした。(前回は甲状腺部分切除)
前回は良性腫瘍だったので、『切ったら終わり』。
でも悪性腫瘍はそうはいかなくて、いろいろな覚悟が必要です。
初体験と言えば、わたしのこの治療中に、夫が早期退職をして個人事業主になったので、わたしは初めて『自営業の妻』になりました。
こちらもなかなか覚悟が必要なこと。
覚悟の春です。
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kotorist_ at 08:20|Permalink│Comments(0)
2022年03月16日
闘病ブログを読む理由
乳がんの告知を受けた時には、とにかく検索をして一晩中スマホを見ていました。
でも、闘病ブログはあまり見ない方がいいよ、という情報もあり、(乳がんのサイトでの医師のコメントだったと思う)
サブタイプが判明するまでは、ブログは読まないようにしていました。(怖くてメンタルが崩壊しそうだったから)
でも
サブタイプが(わたしの場合はトリプルネガティブ)判明してからは、ものすごい勢いでブログを読み漁りました。
情報が少ないからです。
乳がんのサイト、大学病院のサイトなどは、乳がん全般の情報が掲載されているので、トリプルネガティブの概要はわかる(?)けれども、なんだか伝わってこない。
その点ブログは、とてもわかりやすかった。
もちろん、トリプルネガティブと一言で言っても、人によってそれぞれ性質は違うので、共通点ばかりでもないし、主治医の考え方にもよるだろう、鵜呑みにしちゃ駄目だとはわかっています。
わたしの乳がんも、似たような経過の方もいれば、全然違う方もいると思います。
いまも、やっぱり1日に数回は(特に就寝時)闘病ブログを読んでいます。
時に、辛い報告を目にしてしまうこともあり、すごいショックを受けて、立ち直れなくなる時も…。
乳がん患者だということを忘れていたいのに、やっぱり闘病ブログを読むわたし。
それでも読む理由は
孤独感が埋まるから。
誰にも言えない(おそらく分かってもらえないから)恐怖や不安。
外見は元気そうだったり、笑っていたりするけど、心の中は悲しみに押し潰されそう。
同じ病に悩み、苦しみ、時には喜び。
顔も名前も知らないけれど、こうして頑張っている人がいるんだなぁ、辛いのは、わたしだけじゃないんだな、と少しだけ心強くなるんです。
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でも、闘病ブログはあまり見ない方がいいよ、という情報もあり、(乳がんのサイトでの医師のコメントだったと思う)
サブタイプが判明するまでは、ブログは読まないようにしていました。(怖くてメンタルが崩壊しそうだったから)
でも
サブタイプが(わたしの場合はトリプルネガティブ)判明してからは、ものすごい勢いでブログを読み漁りました。
情報が少ないからです。
乳がんのサイト、大学病院のサイトなどは、乳がん全般の情報が掲載されているので、トリプルネガティブの概要はわかる(?)けれども、なんだか伝わってこない。
その点ブログは、とてもわかりやすかった。
もちろん、トリプルネガティブと一言で言っても、人によってそれぞれ性質は違うので、共通点ばかりでもないし、主治医の考え方にもよるだろう、鵜呑みにしちゃ駄目だとはわかっています。
わたしの乳がんも、似たような経過の方もいれば、全然違う方もいると思います。
いまも、やっぱり1日に数回は(特に就寝時)闘病ブログを読んでいます。
時に、辛い報告を目にしてしまうこともあり、すごいショックを受けて、立ち直れなくなる時も…。
乳がん患者だということを忘れていたいのに、やっぱり闘病ブログを読むわたし。
それでも読む理由は
孤独感が埋まるから。
誰にも言えない(おそらく分かってもらえないから)恐怖や不安。
外見は元気そうだったり、笑っていたりするけど、心の中は悲しみに押し潰されそう。
同じ病に悩み、苦しみ、時には喜び。
顔も名前も知らないけれど、こうして頑張っている人がいるんだなぁ、辛いのは、わたしだけじゃないんだな、と少しだけ心強くなるんです。
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kotorist_ at 18:57|Permalink│Comments(2)
2022年03月15日
夢じゃない
ここ数日、20度超えの陽気です。
頑張ってウォーキングに励んでいます。
と、言うのも、半年以上運動をしていなかったせいで、極端に筋力が衰えた為に、このままでは社会復帰が怪しいと危機感を覚えたからです。
うららかな日差しを浴びながら1人で歩くと始まる自問自答。
一年前はどうだったっけ?
わたしは、夢中でスポーツジム(あくまで初心者向きです)に通いつめていたんだった。
なんであんなに?
と思うほど。
なんだか必死になり過ぎていたみたい。
楽しかったけど
ジム復帰はまだ先になりそう。
ウィッグのことを気にしながら、と言うのも煩わしいし、やっぱり通うからには思い切り発散したいのです。
癌を治療したら、罹患前と、生き方や考え方を変えた方がいい、変える努力をしようと思っていました。
スポーツジムに限らずだけど、何か、立ち止まる必要があったのかな。
今日は、この七ヶ月間が、まるで無かったことのように思える穏やかな春の日で、
わたしの治療の日々のことは、まるで夢でもみていたんじゃないか?と思ってしまうほど。
いや、決して夢なんかじゃないです。
だってこの頭髪がね、紛れもない現実だって証明しています。
胸の傷もしっかりと痛いですしね。
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頑張ってウォーキングに励んでいます。
と、言うのも、半年以上運動をしていなかったせいで、極端に筋力が衰えた為に、このままでは社会復帰が怪しいと危機感を覚えたからです。
うららかな日差しを浴びながら1人で歩くと始まる自問自答。
一年前はどうだったっけ?
わたしは、夢中でスポーツジム(あくまで初心者向きです)に通いつめていたんだった。
なんであんなに?
と思うほど。
なんだか必死になり過ぎていたみたい。
楽しかったけど
ジム復帰はまだ先になりそう。
ウィッグのことを気にしながら、と言うのも煩わしいし、やっぱり通うからには思い切り発散したいのです。
癌を治療したら、罹患前と、生き方や考え方を変えた方がいい、変える努力をしようと思っていました。
スポーツジムに限らずだけど、何か、立ち止まる必要があったのかな。
今日は、この七ヶ月間が、まるで無かったことのように思える穏やかな春の日で、
わたしの治療の日々のことは、まるで夢でもみていたんじゃないか?と思ってしまうほど。
いや、決して夢なんかじゃないです。
だってこの頭髪がね、紛れもない現実だって証明しています。
胸の傷もしっかりと痛いですしね。
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kotorist_ at 18:56|Permalink│Comments(0)
2022年03月12日
捨てました
今日も春の陽気でした。
久しぶりに夫がベランダの掃除を始めたので、わたしもリビングの棚の片付けをしてみました。
棚の上のホコリを払い、並べられたファイルを改めて見てみると
、診断当初にもらった冊子が出てきました。
『化学療法について』
『FEC 療法とTC 療法について』
製薬会社発行のものでした。
家で何度も読んだ冊子。
でももう要らないと判断。
あとは医療用ウィッグのカタログ、手術後の肌着のカタログなども出てきました。
病院発行の書類とかお金に関するものなどは勿論しばらく保管しますが、冊子やカタログはさすがにもう不要です。
(なんでいつまでも置いていたんだろう)
今は、放射線治療に関する書類だけあればいいか!
と、いうわけで、要らないものは捨てました。
なんかスッキリしました。
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久しぶりに夫がベランダの掃除を始めたので、わたしもリビングの棚の片付けをしてみました。
棚の上のホコリを払い、並べられたファイルを改めて見てみると
、診断当初にもらった冊子が出てきました。
『化学療法について』
『FEC 療法とTC 療法について』
製薬会社発行のものでした。
家で何度も読んだ冊子。
でももう要らないと判断。
あとは医療用ウィッグのカタログ、手術後の肌着のカタログなども出てきました。
病院発行の書類とかお金に関するものなどは勿論しばらく保管しますが、冊子やカタログはさすがにもう不要です。
(なんでいつまでも置いていたんだろう)
今は、放射線治療に関する書類だけあればいいか!
と、いうわけで、要らないものは捨てました。
なんかスッキリしました。
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kotorist_ at 22:29|Permalink│Comments(0)
2022年03月11日
思い出の場所
外科に依頼していた共済保険の入院証明書が出来たので、病院に取りに行ってきました。
春の陽気のなか、25分かけて歩いて行ってきました。
いつものようにトリアージを受けて病院に入ったとき、とても不思議な感覚を覚えました。
わたしは今日は、患者じゃない。
(厳密に言うとまだ患者ですけど)
今日は、診察もないし点滴もない。
検査も採血もない。
そして元気に歩いてここに来た。
今までは必ず何かしらの痛みを伴っていたし、常に『当事者』で、ここは(闘病の)ホームグラウンドのような感覚でした。
それが、今日はなんだか違う。
わたしは少し居心地が悪いというか、
『当事者』じゃなくて『傍観者』になった気がしました。
なんとなく、卒業した学校に立ち寄ったみたいな感覚。
学校と違って病院なので、絶対に戻りたくはないけど、あのときは辛かったよな、しんどかったな、痛かったな、と、いろいろ思い出してしまいました。
病院は不思議な場所です。
証明書を受け取り、精算を済ませ、くるりと病院に背を向けて
スタスタ歩いて帰りました。
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春の陽気のなか、25分かけて歩いて行ってきました。
いつものようにトリアージを受けて病院に入ったとき、とても不思議な感覚を覚えました。
わたしは今日は、患者じゃない。
(厳密に言うとまだ患者ですけど)
今日は、診察もないし点滴もない。
検査も採血もない。
そして元気に歩いてここに来た。
今までは必ず何かしらの痛みを伴っていたし、常に『当事者』で、ここは(闘病の)ホームグラウンドのような感覚でした。
それが、今日はなんだか違う。
わたしは少し居心地が悪いというか、
『当事者』じゃなくて『傍観者』になった気がしました。
なんとなく、卒業した学校に立ち寄ったみたいな感覚。
学校と違って病院なので、絶対に戻りたくはないけど、あのときは辛かったよな、しんどかったな、痛かったな、と、いろいろ思い出してしまいました。
病院は不思議な場所です。
証明書を受け取り、精算を済ませ、くるりと病院に背を向けて
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kotorist_ at 23:36|Permalink│Comments(0)